会社で、取引先の方やお客様など、お茶をお出しする場面もあります。そんな時に覚えておきたいのがお茶出しのマナーです。何となくは知っていて、いつも自己流でやっているという方も多いかもしれませんが、正しいマナーを覚えておくといざという時も困りません。
そこで、ビジネスマナーとして覚えておきたいお茶出しのルールについてご紹介します。大切なお客様へのお茶出しや、大きな会議でのお茶出しなど、きちんとしたマナーを身につけておくと安心です。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
ジャケットの袖丈が長い時の対処方法とジャストなサイズについて
ジャケットの袖丈が長いとどのような印象を与えてしまうのでしょうか。清潔感があっても、サイズが合っ...
-
ネット販売は手軽?副業としてネット販売を行うために必要な知識
ネット販売はお家にいて商売が成り立ち、手軽な感覚があります。そのため副業としてネット販売を考える方も...
-
ビジネスではメールを駆使しよう。謝罪の場面も早急に対応出来る
電話やメールはすぐに相手と連絡を取ることが出来る非常に便利な手段ですね。 それはプライベートでもビ...
-
取引先へのお礼は必須!飲み会後のお礼メールのタイミングと内容
取引先の会社から飲み会に接待してもらったあとは、しっかりとお礼のメールを送ることがビジネスにおいて大...
スポンサーリンク
ビジネスマナーで覚えておきたいお客様へのお茶の出し方
自分のためではなく、お客様といった大切な方のためにお茶を準備する経験は仕事をするまではなかったという方も多いと思います。
特に、実家で生活していると自分ではなく親がお茶を用意するため、なんとなくお茶を準備して出すこというイメージだけで詳しいことはわからないという方も多いと思いますが仕事によってはお茶を出すことが多い職場もあります。
お茶は出す時に緊張しがしで、失敗してしまうと焦ってしまうもの。失敗をしてしまわないように、覚えておきましょう。
かれん
お茶の出し方
- ドアがある部屋の場合はドアの前に立ち、お茶をこぼさないように注意をしてドアをノックします。
- 「失礼します」と言ってからドアを開け、軽く会釈をしてからお茶を一度サイドテーブルなどのお客様がいる場所とは違うテーブルにおきます。
- ※サイドテーブルなどが無い場合は、入り口側のテーブルの端に一度おぼんのままおきます。
- 茶托(茶碗をのせる小さいお皿のこと)をおぼんから降ろさずそのまま茶碗を茶托の上に置きます。
- 茶托を両手で持ちお客様の右側から「どうぞ」と声をかけて静かにお茶を出します。
※お客様が話している時は、話しかけずに軽く会釈をしてお茶を出します。 - 右側が狭い場合は無理をせず左側から出します。
お茶を出す時のビジネスマナー、会議の席へのお茶の出し方
ビジネスの場面では会議などの人数が多い所でお茶を出すこともあります。
お茶を出す時は注目されやすく、緊張してしまうことが多いですが、座る位置によってお茶を出す順番が決まっています。
上座から出す
例えば、10人位の規模の会議だとしましょう。
上座は入り口から1番遠い位置の奥の席になります。
時には、全員の視線が自分に集中してしまうこともありますが、焦ることなく1番置くの上座のお客様からお茶を出しましょう。
狭いスペースの場合
右側から出すことがお茶を出す時のマナーとされていますが、右側にまわるスペースが少ない場合もあります。
そういった場合は無理に右側にまわるとぶつかっってしまい逆に迷惑となってしまいます。
お茶を回して配ることも
複数の方にお茶を出す際、一人でお茶を配るには時間がかかることがあります。
会社の方によってはお茶を回して配る配慮をしてくださる方もいます。そういった場合は、そのままスムーズにお茶を出すことを優先してお願いしましょう。
ビジネスシーンでも役に立つ美味しいお茶の入れ方
また、普段からお茶の入れ方を知っておくと結婚をしてから親戚の方にお茶を入れたり、仕事のイベントなどお茶を入れる機会は多くあるためとても役立ちます。
美味しいお茶の入れ方は難しいことはなく、一度覚えるとその後も活かすことが出来ます。
人数分の湯呑茶碗と茶托
割れていたり汚れている物がないか確認しておきましょう。
- 急須
- お湯(60度から80度)
お茶の種類によって変えて使います。
手順
- 急須と湯呑茶碗にお湯を入れておき温めておきます。
- すべての湯呑茶碗にお湯を入れたらお湯を捨てます。
- 茶葉によって使うお湯の温度を分けておくとより美味しいお茶を入れられます。煎茶は70度から80度、玉露は60度くらいのお湯を使います。
- 寒い日など熱いお茶の方が良いのでは?と思う方もいるかもしれませんが、茶葉に合った温度をのお湯の方が美味しくなり、また火傷をせず丁度良い温度でお茶をお客様に出すことができます。
- 急須に、茶葉とお湯を入れます。
お客様の人数が多い時は、一度使った茶葉を捨てて、急須に新しく茶葉とお湯を入れて、もう一度お茶を入れることがあります。 - 茶葉を蒸らすために、急須に蓋をして1分程待ちましょう。
- 温めておいた湯呑茶碗にお茶を入れます。
例えば、お客様が3人の場合
- 1つ目の湯呑茶碗に少しお茶を入れ、次に2つ目の湯呑茶碗にお茶を入れます。
- そして、3つ目の湯呑茶碗にもお茶を少し入れ、この動作を繰り返します。
しかし、ここでゆっくりお茶を入れることで、お茶が冷めてしまうことがあるので手早く行いましょう。
湯呑茶碗の持つ所など、お茶をこぼしてしまって濡れていないか確認しておきましょう。
コーヒーや紅茶を出す時のビジネスマナー。砂糖やミルクの置き方
相手の方や会社によってはお茶の他にコーヒーや紅茶を出すこともあります。
ホットコーヒーに使う砂糖とアイスコーヒーに使う砂糖はタイプが違います。
コーヒーや紅茶を普段から飲む機会がある方だとわかりやすいですが、飲む機会が少ない方は使う砂糖やミルクを覚えておくと良いでしょう。
砂糖とミルクのセットの仕方
コーヒーやお茶を出す場合は、ソーサーという小さいお皿の上にカップを載せて出します。
砂糖とミルクを、使わない方もいるかもしれませんが、必ず用意しておくようにしましょう。
セットする際は、ソーサーの手前に砂糖とミルクを置きます。
会社によっては、自由に砂糖とミルクを入れるようにまとめて別の容器にセットしておくこともあります。
しかし、お客様の人数やテーブルの大きさ、座る位置によってはお客様が砂糖などを使いにくい場合もあります。
ケースバイケースで、お客様が使いやすい位置に配置するようにしましょう。
お菓子を出すとき
お茶の他にお菓子をだす時は、位置に決まりがあります。
- お客様の右側から出す時は、お菓子、お茶の順。
- お客様の左側から出す時は、お茶、お菓子の順に出します。
位置は、お茶の左隣にお菓子とおぼえておきましょう。
お茶を出す時にありがちなトラブルの回避方法
お茶を出す際に、緊張してしまい普段どおりにすることが出来ずに、お茶をこぼしてしまうことがあると思います。
対処の仕方を知っておくことで、いざという時にも落ち着いて対応することができます。
お茶をこぼしてしまったとき
自分のミスでこぼしてしまった時はまず丁寧に謝ります。
すぐにお客様の着ている服や、書類など他の物が濡れていないかを確認して乾いた布巾で拭きましょう。
こぼしてしまったお茶は一度下げて新しくお茶を入れて出します。
お茶の数が足りなかったとき
お茶の数が足りなかった場合も焦らず対応することが出来ます。