公務員を目指している方の中には、東京都採用か特別区採用かで迷っている方もいるのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けて、東京都と特別区の違いについて詳しく説明し、選ぶ際の判断材料のひとつになればと思って記事を書きました。
難易度は違いますが、どちらも試験対策はしっかり行うことが大切。
特別区は時事問題も多いようなので、ニュースや新聞を普段から見るよう意識することも必要でしょう。
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東京都と特別区の違いとは?東京都庁は特別区に比べて働く規模が違う
東京都庁での仕事は規模がかなり大きなものとなります。
東京都だけでなく日本全体が視野に入った仕事内容であることもあれば、東京都内各地に転勤になることもある幅の広い業務です。
国道や水道の管理、バスや電車などの交通機関の運営など、生活に関わるすべてのものが管理出来る職場なので、やりがいはとても大きく、その分責任やプレッシャーも重大です。
転勤があるという話をしましたたが、技術系の業務内容であれば都度現場勤務がメインになり、そこでキャリアを重ねていくという方法で出世することもあります。
また、東京都の管理の場所で働くということなので、本土ではなく伊豆諸島や小笠原諸島も勤務地の候補に入ります。
東京都と特別区の違い、特別区は地域に寄り添った働き方がメイン
特別区は、わかりやすく言えば市のようなものです。
東京都が国なら、特別区は市役所と考えるとわかりやすいでしょう。
特別区を指しているのは東京23区のことで、この区内のどこかに勤務することになります。
区内であれば転勤もありえますが東京都庁ほどの規模の転勤ではないため、転勤の度に引っ越さなければいけないというようなこともあまりありません。
業務内容は、その地域に関しての道路の建設やごみ処理、住民への対応が主なものとなります。
地域に密着した仕事のため、規模は小さくなりますが区民の声は聞きやすいので働いやすいというメリットがあります。
違いを知った上で東京都と特別区のどちらかで迷った時は
試験の難度で選ぶ人もいますが、どちらも難しいことには変わりません。
それよりは、自分がどちらで働きたいかを考えましょう。
アルバイトと違って、嫌になったから辞めるということが出来るようなものではありません。
これから何十年と働くことになる職場です。
規模の大きなところで大きな仕事をすることに憧れがあるなら、特別区は物足りないと感じることもあるでしょう。
それなら最初から東京都の試験だけの対策をしている方が効率が良いです。
また、規模の大きいものを目指していないなら特別区はおすすめですよ。
住民の声が聞けるのは仕事に対してプラスの効果が大きいです。
社会の役に立っているという充実感がありますし、衝突もありますが問題の解決につながることもあります。
試験の難易度で決める人もいますが、結論から言うとどちらも難しいことに代わりはありません。
東京都も特別区も配属してからでないと仕事内容はわからない、それを踏まえて面接時の回答について考えよう
東京都でも特別区でも、入社試験のときには配属先は分かりません。
採用となってから初めて決まるものなので、「どこに配属になっても良い」という気持ちで臨みましょう。
面接時に希望の部署を強くアピールするのも印象には残りますが、大体そうすると「別の部署での採用となったらどうしますか」と面接官に聞かれます。
希望部署を強くアピールしてしまうと、他の部署を挙げられたときに同じ熱量で話をすることは難しく、結果としてマイナスの印象を与えてしまいかねません。
また、具体的な業務内容を調べたつもりでも、その情報が間違っていることもあります。
「それはうちの管轄じゃないよ」などと言われてしまうのも避けるよう、極力具体的すぎる内容は避けた方が賢明です。
特別区は東京都よりも倍率は低いが試験対策はしっかりと
どちらを受験するにしても、試験対策はしっかり行いましょう。
過去の問題を集めた問題集をひたすら解くのも大事ですが、ニュースや新聞のチェックも重要です。
特に23区では時事問題が東京都よりも多めです。
教養問題と専門問題は比較的易しめの問題が多いですが、油断するとミスにつながるので取りこぼしのないよう油断せずに挑みましょう。
また、一次試験では教養論文もあるので文章を書く力も必要です。
頻出するテーマが15~20個あるので、それらで徹底的に練習するといいですよ。