新米保育士さんにとって、初めて任される行事の進行は心臓が飛び出しそうになる位緊張する、責任重大な仕事の一つですね。
中でも誕生会は毎月の行事なので進行を任されることも多く、自分の順番が来ると進行はもちろん、その出し物についても頭を悩ませますよね。
ベテラン保育士さんのように保育の引き出しが多ければ良いのですが、新米保育士さんはそうはいかないので、「日頃やり慣れている保育の設定」の中から1つを選んで、誕生会用にアレンジし、出し物にすることをおすすめします。
自分の得意分野を活かすことで、緊張も最小限に抑えられますし、子供たちにも十分喜んでもらえる素敵な出し物になることでしょう。
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保育園の誕生会で人気のパネルシアターはレパートリーに入れておくと便利
ぜひレパートリーに入れたいのはパネルシアターです。
言葉がまだ理解できないくらい小さな子でもたくさんの仕掛けに見中になって見てくれるので、いくつか作って持っておくと確実に重宝します。
作り方を簡単に説明しましょう。
必要な材料を揃える
ダンボールとパネル布、プラスチックの板、スチレンボード、プラスチックダンボール、イーゼル、Pペーパーがあれば作れます。
必要な量はどのくらいのボリュームで作るのかによって違うので、事前に自分で大きさを予測しながら購入しましょう。
パネルを作る
パネル布を広げ、その上にパネル板を置きます。表面にしわが出来ないようにきれいに伸ばしながら、上下左右の端を折りながら接着剤で固定します。
その上からさらに布テープで固定すると安心です。
人形を作る
Pペーパーに好きなキャラクターの絵を描き、着色します。それを切り取って表面と「ウラ面を接着剤で貼り付けます。
キャラクターを描くのが苦手であれば型紙を使って写して描くと簡単ですよ。
必要な分のパネルを作って完成
パネルにはたくさんのしかけを作っておくと子どもたちが楽しんでくれます。
子どもたちの前で使うときはイーゼルに立て掛けます。
パネルシアターは初めて作るとなると難易度がとても高く感じるかもしれません。
最初は確かに少し難しいのですが、コツを掴んで仕組みがわかれば意外とサクサク作れるになります。
裁縫が得意であれば仕掛けをたくさんエプロンに入れたエプロンシアターもおすすめですよ。
誕生会の出し物で大型絵本を読む時は事前確認をしっかり行いましょう
大型絵本は普段の絵本とは違って特別なものという雰囲気があるので誕生会にはおすめです。
しかし一人では大変なので他の先生方に協力をお願いしましょう。
複数の先生と役を分けて読むとより子どもたちには違いがわかりやすいので引きこまれやすく、照明を絵本に当てて薄暗くすると絵本の中の世界に入りやすいです。
大規模な誕生会には向いていないので、少し人数の少ない誕生会であれば子どもたちが喜んでくれますよ。
園に大型絵本がない場合は、図書館から借りることも出来ます。
保育園児に人気の出し物と言えばマジックが欠かせません
大掛かりなマジックでなくても、簡単なマジックをすると子どもたちがは喜んでくれます。
定番でいえば、片手で反対側の親指を作って手を離し「親指が取れちゃった!」というマジックや、ティッシュを片方の手の中に少しずつ隠しながらあたかも耳や鼻に入れているように少しずつ詰め込み、そのティッシュを隠し持った手を反対側の耳の上に置き、あたかも反対側の耳からティッシュを出すように見せるというマジックもあります。
あまり複雑でない、目で見ただけで分かりやすいマジックにしましょう。
誕生会で盛り上がる出し物は他にも沢山あります
子供が大好きなものは他にも手遊びやクイズなどがあります。
手遊びはお誕生日にちなんだ歌などを流し、全員で掛け声や「おめでとう!」といった合いの手を入れて、手を挙げたり下げたり隣の人と合わせたりすると楽しいですね。
何かを参考にしても良いですし、普段からやっている手遊びを参考に自分で考えても良いのではないでしょうか。
オリジナリティがあってアレンジも手遊びや曲でかなり幅広くできるので、レパートリーとして持っておくととても強みになります。
また、クイズも子供は大好きです。
「お耳の長い動物なんだ?」というクイズで、うさぎの仕掛け絵を作っておき、子どもたちがうさぎと答えたらの仕掛け絵をエプロンから取り出します。
そしてそのうさぎの中にプレゼントのイラストを忍ばせておき、「お誕生日のお祝いに来たよ」と行って誕生会ならではの演出をすると特別感があって喜んでくれます。
保育をする上で忘れてはいけないことが「誕生会のねらい」です
誕生会の大事な目的は「お友達の誕生日をお祝いすること」です。
準備が大変で少し手を抜きたくなる瞬間もあるかもしれませんが、その子にとって特別な誕生会になったと喜んでくれたらとても嬉しいですよね。